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- 2019.09.17 Tuesday
- Jason Brooks / 大丸心斎橋 本館 リニューアルオープン・ビジュアル
大阪を代表する百貨店、大丸心斎橋店の約4年にもおよぶ本館建て替え工事が終了し、いよいよ今週20日(金)にグランドオープンします。それに合わせ、弊社契約イラストレーター、Jason Brooks(ジェイソン・ブルックス)が、大丸心斎橋店より依頼を受け、新しい本館のイメージを描きました。大丸心斎橋店といえばヴォリーズ建築で有名ですが、御堂筋側の外壁部分はそのまま保存され、その上に新たに高層ビルが増築されています。古い部分と新しい部分が違和感なく、美しいひとつの建築物として見えるように特に気をつけました。Jason Brooksといえば過去に、世界の大都市(パリ/ ロンドン / ニューヨーク)をテーマに描いたスケッチシリーズ(『Paris Sketchbook 』『London Sketchbook』『NewYork Sketchbook』)を出版していますが、いつかOsaka Sketchbook ができる日が来るかもしれません。
なお、描いた作品は大丸心斎橋店の公式ホームページでもご覧いただくことができます。
- 2019.09.06 Friday
- オオノ・マユミ/個展『オオノ・マユミ展「花と本」』
先日、ご紹介させていただいた オオノ・マユミさんが手がけ、パイ インターナショナルより発売された『誕生花で楽しむ、和の伝統色ブック』。発売を記念して、昨日より、西荻窪の書店ギャラリーで個展が始まりました。
書籍の展示販売、また、ラッピングペーパーや切手風シールも販売されるそうです。
また、以前、装画を担当された、太宰治『女生徒』をお披露目とのこと。(Timeless Books/装丁:河村誠/限定数販売)。ぜひお立ち寄りくださいませ!
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オオノ・マユミ展「花と本」
会期:2019.9.5(木)〜18(水)
場所:信愛書店 en=gawa
杉並区西荻南2-24-15(JR西荻窪駅 歩3分)
電話:03-3333-4961
OPEN|12:00〜21:00(無休/最終日18:00まで)
PARTY| 2019.9.7(土) 18:00〜20:00
- 2019.08.30 Friday
- Andrew Davidson / Rolex Monte-Carlo Masters
毎年、モナコの近く、フランス西部で、スポーツをはじめポーカー、ボクシング、レーシングなど様々な大会が開かれますが、その中の一つであるテニスの大会Rolex Monte-Carlo Masters。そのポスター等に使用するメインビジュアルは、弊社と提携しているイギリスのエージェントThe Artworks の契約作家であるAndrew Davidson が担当しています。過去にウィンブルドンのビジュアルを担当していたことがあり、それを見てご指名があったとか。当初は1回限りの予定でしたが、1回で終わらず、2年、3年と、Rolexサイドと信頼関係を気づき上げ、今年が10年目だったそう。毎年、大会に招待され、その際に、どっぷりと大会の雰囲気につかり、スケッチブックを片手にテニスコートをはじめ、海、街など、あらゆるものを描き留め、写真のメモと一緒に持ち帰り、翌年のビジュアル制作に役立てるそうです。
地中海北岸の光は本当に強いそうで、「ここまで強い色を使ったことがないけれど、それも尊重、受け入れてくださり、ベストクライアントの1社です。」と語っていました。来年のビジュアルも楽しみです。
- 2019.08.02 Friday
- Rob Ryan / 大丸・松坂屋 『Think Pink! Think Blue! 』キャンペーン
去る5月8日(水)から6月18日(火)にかけて、大丸・松坂屋では、「みんなでもっと、ガンを知ろう。みんなでもっと、みんなを愛そう。THINK PINK! THINK BLUE!」と題し、ピンクリボン運動(乳がん検診の啓発活動)と、ブルークローバー・キャンペーン(前立腺がんの早期発見・適切治療推進活動)を合わせたキャンペーンが展開されました。そしてそれにあわせ、大丸・松坂屋が独自のキャンペーンマークを制作。そのビジュアルを、ハッピーホリデーキャンペーン(2017年以前はクリスマスキャンペーン)でもお馴染みのアーティスト、ロブ・ライアン氏 (Rob Ryan)が制作しました。(弊社がコーディネートを手がけています。)
ハッピーホリデーキャンペーンのビジュアルにも登場するメッセージバードが、キャンペーンを象徴するリボンとクローバーの葉をそれぞれくちばしにくわえたこのマークが、今後広く浸透し、乳がん検診、前立ガン検診を身近に感じるきっかけになってくれることを願います。
Rob Ryan氏のホームペジは→ https://robryanstudio.com/
- 2019.07.26 Friday
- Malin Rosenqvist / 新作追加
Malin Rosenqvist (マリン・ローゼンクイスト) の新作のご紹介をさせていただきます。まずは、お得意の花の作品数点とアルファベットの作品です。季節の花柄を使った販促物や季刊誌をはじめ、ブランドロゴ、またセミカスタマイズ用のアルファベットなど、使い方は様々。彼女の手にかかると、ネガティブな説明カットも角がなく表現できますし、表現が難しい抽象的なカットもニュアンスで伝えることができ、また、お堅い政治的なメッセージも柔らかくすることができます。
PCモニタやスマホなどのデバイスですと、彼女の点描画のような繊細なタッチがご覧いただくことが難しいので…今回、2点ほど拡大カットもご用意しました。紙に落とすと、また表情が変わって見えとても素敵です。
ぜひ次回プロジェクトにご検討くださいませ。
- 2019.07.20 Saturday
- Rob Ball / Game of Thrones – Collector’s Edition
先日、アメリカの大人気ファンタジー・ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」が最終章を迎えました。それに伴い、弊社と提携しているイギリスのエージェント、The Artworksのメンバー、Rob Ball(ロブ・ボール)とAesopのコラボレーションで、1章〜8章までのブルーレイセットが収められたCollector’s EditionのパッケージがAmazonにて予約販売開始。木に印刷されカットされた作品が重なると出てくる陰影がドラマの世界観にぴったり。細かい装飾も非常に凝っており、Robの世界観ともマッチ。ファンの方はゲットしたくなる一品です。
Rob Ballはイギリス在住のグラフィックデザイナー、イラストレーターとして活躍中。グラフィックデザインに使われるようなシャープできっちりとしたラインを使い描かれるユーモラスなキャラクター作品は、子供の頃に夢中になったMarvelコミックや2000AD、その後はポップカルチャーに無駄な時間を費やしたからこそ生み出されるものだそう!それだけ、では無いと思いますが…。今後の活躍が期待されます。
- 2019.07.12 Friday
- ホンダシンイチ/高島屋クリアランスセールSummer2019
ホンダシンイチさんが髙島屋百貨店 (JR名古屋以外の全店) の2019年度サマークリアランス用の店内ポスター、店頭POP、DM、WEB等のイラストを手がけられました。街中で目にされた方も多かったはず。夏に爽やかなブルー系で仕上げられ、テキストの赤とのコントラストが購買欲を高めました…。制作テーマは「海と力強さを感じさせる女性」だったとのこと。試行錯誤され、たどり着いたのはホンダさんの強みである大胆な筆の掠れや飛沫を最大限生かして表現すること。同時に優雅さを感じさせる女性を描くことを常日頃から意識しているということで、その成果が現れた1点となりました!
- 2019.07.05 Friday
- MAKO / THREE TREE JOURNAL
MAKOさんが THREE TREE JOURNAL の 7月3日にリリースされた記事『大人の夏の宿題』に合わせ作品を10点制作。タイトルの通り、子供の頃の夏休みの宿題を思い出し、この夏、何かにチャレンジする、自分に何か課してみる、そんな夏を過ごしませんか?というもの。内容はどれも明日からやってみれそうなことですが、MAKOさんの作品が添えられることで、女性としてもワンランクアップできそうな、そんなオシャレな課題に見えてきます。
この夏、ワンランクアップ目指してみませんか?
- 2019.06.28 Friday
- The Artworks 新メンバーMaren Schabhüserのご紹介
弊社と提携しているイギリスのエージェント、The Artworksに新しいメンバー、Maren Schabhüser (マーレン・シャプザー) が加わりました。
ドイツのハンブルグを拠点に活動するペーパー・アーティスト兼フォトグラファー。様々な素材と技術を使い創り出される作品は、どれも遊び心があり、同時に非常にシンプルで明るい色が使用されているのが特徴。ドルトムント応用科学・美術大学(University of Applied Science and Arts) に就学中に、複雑なもの、手作りのもの、そして様々な紙に熱中した結果、これらの作品シリーズの制作にたどり着きました。
制作の際は、写真を見たり、実物を観察し、どういうアングルで構成すると目指すものに近づくか構想をし、簡単な試し描きなどをし、うまくいくか綿密に計算した後、完全に完成形が見えたところで、紙の作業にうつるそうです。「私、紙の上にアングルを緻密に計算して、間違わないように描き起こすのが大好きなの!」と話すMaren。計算をし尽くすので、ほとんど間違いは起こらないそうですが、もし大きな間違いをしてしまったら、「一から作り直すか、小さなパーツをバラバラにして修復するかして対応します。だって私、完全主義者だから!」と。最終的な仕上がりを常に想像し、何度も確認を繰り返しながら、作り進めていくそうですが、クライアントがその最終形を想像できないことがあるので、それが一番、難しいところかもしれない、と話してくれました。
こんな細かな作品は一体どれぐらい時間がかかるんだろう…と聞いてみると、以下のラーメンの作品はなんと、2〜3日で、撮影まで完了するそうです。驚きの速さ…。理数系の脳とアートの脳、両方を持ち合わせて、素晴らしい作品を生み出すMaren Schabhüser。今後の活躍が楽しみです。
- 2019.06.19 Wednesday
- 戸屋ちかこ / 個展「Apartment」ご紹介
5月25日〜6月16日まで六本木ヒルズのA/Dスペース、A/Dギャラリーのショップにて開催されていた戸屋ちかこさんの個展「Aprtment」が大好評にて会期終了。しまった、見逃した!という方のためにご紹介をさせていただきます。
様々な生き物が暮らすアパートメント…生き物たちの表情はどれも無表情に近かったのですが、それは「観る方々に自由に感じていただきたかったから」とのこと。ファッションや背景の装飾などが、細かく丁寧に描きこまれ、戸屋さん独特の世界観でパワフルに、そしてビビッドに描かれていたので、観るところが盛りだくさんで、作品が語る言葉が多く…。無表情だったことに、あとからご説明いただいて、そういえば…と思い起こしました。
制作の際に迷われたところは創るものは「絵画なのか、イラストレーションなのか」という点。「今回は気軽に飾って楽しめる、インテリアアートとしての一面も取り入れました」とのことでしたが、確かに、観るたびに表情が変わる、見えてくるものが変わる、そんな素敵な作品たちでした。現に原画も飛ぶように売れたそうで、半分以上は海外の方だったとか。「いきものの共存を願う気持ちが常にある」という戸屋さん。そんな想いが一枚一枚の作品に込められて旅立って行きました。アートという言語は万国共通だな、と感じさせられた個展でした。
ただいま、同スペースにて「蚊遺り豚x36」にも作品出展中です。ぜひお立ち寄りくださいませ。