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2018.04.19 Thursday
Jiri Votruba / 新作絵本『BANAN』のご紹介

Jiri Votruba(イジー・ヴォトルバ)より、新作の絵本が届きました。チェコ語で書かれているため、書かれている内容は分からないのですが、絵を見ると、バナナが生産国から船で運ばれて消費地に届くまでの道のりを描いたものだということは分かります。ヴォトルバ氏と言えば、3月にご紹介した『ピアノの本』の表紙のイラストのように、クラシック音楽をテーマとした作品がまず思い浮かぶのですが、実は、クラシック音楽に限らず、さまざまなテーマで作品を制作しています。そして、どのようなテーマでも、ヴォトルバ氏らしい線画と、カラフルな色使い、そして絵から感じる親しみやすさは共通しています。今後、どのようなお仕事を手がけていくのか楽しみです。

2018.04.06 Friday
Alessandra Scandella / 最近のお仕事のご紹介

Alessandra Scandella の最近のお仕事を一部紹介いたします。
まずは、イタリアのクラフツマンシップを感じさせる代表ブランドとも言えるTod’s。昨年より小冊子、スケッチブック、ショールーム、またNYの新店舗へのインビテーションカードなどに使用されるイメージを水彩とインクで制作。デザインの細かい部分も詳細に、でも、リアルにならない雰囲気のあるタッチで表現。水彩でのラフな着彩がシンプルな中にも高級感と漂わせ、質実剛健でありながら、同時に柔らかく品質と技術にこだわったTod’sの世界観にぴっったり仕上がりとなりました。
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メキシコの現代画家で民芸芸術の第一人者であるFrida Kahlo (フリーダ・カーロ) の作品や(未発表の作品も含まれているそうです!)人生についての特別展がミラノのMudec Museum にて、Frida Icona di stile と題し6月3日まで開催中なのですが、その Frida Kahlo展 のカタログを手がけました。また、現在、印刷の最終段階に入っているというFrida Kahloのファッションやスタイルについてまとめられた書籍『Frida Vestida, abiti e accessori di Frida Kahalo』も担当中。公開前にほんの少しだけご紹介!見開きページ用に10点以上、カットは大量に、そして表紙も手がけました。ここまで来るには長い長い道のりだったとのこと。渾身の作品たちをお楽しみください。
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ミラノのファッション美術館 Palazzo Morando にて、1900年〜2000年のファッションスタイルに焦点をあてた展示があり、ドレスや洋服はもちろん、アクセサリー900点が展示されました。このポスターを制作するにあたり、クリエイティブチームであるStudio Containerと共に、美術館がセレクトしたドレスについて研究したり、カクテルを飲む女性をいかにお洒落にそしてエレガントに…と同時に自然な女性像を描くためたくさんのスケッチをしたとのこと。最終的にはドレスにほどこされた刺繍やビーズのディティールや素材感とドレスのもつ唯一無二のゴージャスさを自然な雰囲気で描くことにも努めたそうです。数々のコンペをクリアし勝ち取ったプロジェクトだそうです。
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最後にアニメーション作品の新作をお届けします。春の美しさと自然と動物の調和をテーマに作られました。全て水彩で描き、アニメーションもスタッフと一緒に手がけました。水彩のアニメーション化はなかなか難しいと聞きますが…簡単なものではありますが、素敵に仕上がっています。ぜひ次回案件にご検討くださいませ。動画はコチラをクリック!→ https://youtu.be/pWeTP3BtWkQ
(YouTubeサイトにリンクされています。ボリューム等、あらかじめご調整の上、視聴ください。)

2018.03.30 Friday
Kari Modén/SalzburgMilch

Kari Modén がオーストリアのミルク会社、SalzburgMilch からの依頼で、プレミアムシリーズのパッケージとWEB用に花と牛のモチーフをアレンジしたイラストを制作しました。
プレミアムシリーズはSalzburgMilch社が、牛の健康を維持、または向上させるために、農家との連携を見直し、新しいガイドランを設け、徹底して、品質にこだわり販売する新商品のため、パッケージにもこだわりを出したかったそうで、アルプス山脈から取れる花や自然のモチーフと、フレーバーに使用されるフルーツ、そして大切に育てられた牛を合わせてデザインされました。
「プレミアムシリーズ」ということで「プレミアム」感を出すことを意識することは勿論ですが、同時に、自然で、魅力ある商品であることも伝えつつ、パッケージとして、一目で見て分かりやすくあるためにシンプルでなくてはなりませんが、このシリーズは、全ての点を見事に叶えたシリーズになっています。日本では牛乳やヨーグルトのパッケージはシンプルなので…こんなに可愛らしいパッケージの商品があれば、パケ買いしてしまいそうです。

2018.03.22 Thursday
松原シホ / 新作UPしました。

これまでスタイリッシュでグラフィカルなイメージを数多く制作してきた松原シホさんから、これまでとはちょっと違ったタッチの新作が届きました。松原さんといえば、テクスチャー素材をコンピューター上でコラージュし、人物や建物や風景などをグラフィカルに表現した作品を思い浮かべますが、今回届いた作品は、手描きのドローイングをメインにした作品たち。さらさらっと描いたように見えますが、描かれてる線はとても整理され、迷いがありません。そして、一見全く違った作品に見えるのですが、どちらのタッチにも松原さんらしいセンスが貫かれているのはさすがです。実は以前に線画を中心に描いていた時期があったそうで、ここにきて、もう一度出して見ようかなと思われたそうです。なので、松原さん的には新しいタッチというよりもむしろ懐かしいタッチなのだとか。ちなみに、面での表現の場合、全体の色面配分に一番気を使うのに対して、線での表現は線の勢いやフォルムに気を使うとのこと。線と面、二つのタッチを使いこなすことで、お仕事の幅ももっと広がりそうです。

2018.03.15 Thursday
Jason Brooks / Hills Card Magazine “Serendipity”

Jason Brooks(ジェイソン・ブルックス)が Hills Club Card のプレミアムメンバー宛に送られる小冊子『Serendipity』の表紙用の作品を描きました。森タワーの春のイメージです。ゴールドで箔押しされたタイトルとJasonの描いた洗練された作品がマッチした一作となりました。小さくて見えづらいかもしれませんが、高級車や彼には珍しいファミリーも描かれています。
次号は8月リリースです。お楽しみに!

2018.03.08 Thursday
江越ミカ/ 新作UPしました

江越ミカさんの新作をポートフォリオページに追加しました。これまで十分に個性のあるファッションイラストを制作されてきましたが、現在、本場NYで様々なことを学んでいる真っ最中の江越さん。さらにパワーアップした新作を届けてくれました。その一部をご紹介いたします。
まずはファッションイラストですが、どれもハイセンスな洗練されたものばかり!バウハウスのオスカーシュレンマーという人のバレエで『トリアディックバレエ』というのがあるのだそうですが、その中で幾何学模様を元にした衣装や、人の体の形や動きを人間工学的に考えて作られた振り付けなどから、強烈なインスピレーションを受け、それを更に掘り下げ、自分のデザインに落とし込むことに取り組まれたそうです。実際に生地屋さんに足を運び、スワッチをデザイン画と共に提出するなど、作業は本物のファッションデザイナーさんさながら。
今回のタッチは
ペン先の跡も見えるほどのアナログタッチですが、これはファッションデザインのための授業だったため、主に鉛筆とマーカーを使用する方法を学び使用したそうです。彼女の得意とするパターン画がテキスタイルやデザインにも存分に盛り込まれています。また、ファッションだけでなく、架空のポスターやグッズ展開を想定してデザインされたものに、リトグラフ印刷のクラスで制作した作品も!ひと味もふた味も違った作品がご覧いただけます。ぜひポートフォリオをのぞいてみてください。
NYライフで最近気になっているものは『朝ごはん』だそう。トライベッカにあるTwo handsというお店のアボカドトースト(上にはポーチドエッグがのっているそうです!)の影響で、その後1週間毎日アボカド漬けに…。他にも色々とトライしてみたいショップがたくさんあるそうで、また、オススメを見つけたらレポートしてくださるそうですのでお楽しみにー。

2018.03.01 Thursday
Jiri Votruba / 『ピアノの本』表紙の制作担当終了

Jiri Votruba(イジー・ヴォトルバ)が、2011 年より手がけておりました『ピアノの本』*の表紙のイラストの担当を、昨年をもちまして終了いたしました。永きに渡りお世話になりました関係各位に心より感謝するとともに、今一度彼が制作した作品全38点をここでご紹介したいと思います。作曲家がテーマだったり、モーツァルトゆかりの地がテーマだったり、はたまたピアノ曲をテーマにしたりと様々な切り口で制作した6年でしたが、どこかちょっと近寄りがたい感じのするクラシック音楽の世界が、ヴォトルバ氏の作品によって親しみやすいものに感じてもらえたのではないかと思います。音楽関連のお仕事が多いヴォトルバ氏ですが、これからは、音楽はもちろんのこと、それ以外のお仕事もやりたいと意欲満々です
 *『ピアノの本』・・・日本を代表する楽器メーカー、ヤマハが全国のピアノ指導者やピアノ愛好者に向けて隔月で発行している、ピアノとピアノ教育の啓蒙情報PR誌。(発行:ヤマハミュージックジャパン、制作:SCRコミュニケーションズ)

2018.02.22 Thursday
ホンダシンイチ / MAQUIA1月号 

ホンダシンイチさんがMAQUIA1月号の 巻頭特集「美女子ネタ」と「ムーンリーが占う2018」用に作品を描き起こしました。
「美女子ネタ」には人気のリップや新しく登場したリップ、また香りに特化したボディクリームや化粧下地など、誌面からは漂ってくるような、それぞれの香りをイメージした花々を描きました。
「ムーンリーが占う2018」には運気を引き寄せる自分磨きの方法が…!アンニュイな女性のイラストと共に…マストリードです!

2018.02.15 Thursday
Mark Conlan / シャポー船橋 グランドオープン告知ビジュアル

2月9日にリニューアルを終えてグランドオープンした、総武線船橋駅直結のショッピングセンター、シャポー船橋。その告知ビジュアルの制作を弊社がコーディネートしました。制作を依頼したのは、アイルランド出身で、現在はオーストラリアに住む、Mark Conlanさん。日本とは季節が逆になるオーストラリアは記録的な猛暑で、あまりの暑さに制作中にコンピュータがダウンすることも。でも、最終的には素敵な春のイメージを届けてくれました。
Mark Conlanさんの作品をもっとご覧になりたい方は →  http://markconlan.com/

2018.02.08 Thursday
Jason Brooks / VOGUE JAPAN 2018年3月号

Jason Brooks(ジェイソン・ブルックス)が VOGUE JAPANの2018年3月号のビューティーコラム『The Techno Way to Beauty – 美とテクノロジーのちょうどいい関係。』と題し、美容医療やテクノロジーとうまくつきあう方法を取り上げた記事用に作品を制作しました。何気ないシーンですが、ラフの段階からお客様には「美しいですね。」とコメントいただき、仕上がりは今時の少し80’sの雰囲気漂う作品となりました。